夢を描く子どもたち

 8月3日(水)に、三沢コミュニティーセンターにおいて、第9回山形県緑の少年団交流研修大会(おきたまサマージャンボリー)が行われました。大会では、県内各地の緑の少年団が一堂に会して、各少年団の活動を発表しました。置賜地区からは推薦を受けた本校の緑の少年団が、堂々と発表し「優秀賞」をいただいてきました。また、ホスト地区として司会進行やお世話をしながら、他地区の少年団と交流を深めました。次に、子どもたちが発表してきた内容を全文掲載しますので、ぜひお読みください。

           「緑の少年団活動を通して考えたこと」
 私達の学校では、毎年「森林体験学習」という活動があり、ブナの森に行きます。山の頂上にあるブナの森では、ウグイスや熊、昆虫などがたくさん住んでいます。それに、川や風の音が響いています。登るときに、葉のにおいをかいだり、さわったりして、とても楽しいです。途中で、枝打ちも体験しました。頂上につくと、入団式を行います。今年は、四名が団員に加わりました。緑の誓いにある「緑を愛します」「緑と遊びます」「緑を守り育てます」を大切にしていきたいと思います。
 私達は、ブナの森で「山の音楽家」と「エーデルワイス」をリコーダーで演奏しています。演奏しているとき、鳥達が一緒に歌ってくれる、そんな気がします。昨年、一番大きいブナの木に、「愛のブナ」と名前をつけました。今年も大きくそびえたっていて、自然の雄大さを感じました。
 修学旅行では、足尾銅山に植林してきました。また、米沢市の新図書館である「ナセBA」に使われた木材を伐採した所にも植林しました。植林すると、緑が増えるので、とても気持ちが豊かになります。今年、私達は「最上川探検」に行ってきました。「最上川探検」とは、最上川に沿って行動し、最上川や周辺の施設について学習する行事です。見学させていただいた施設の中に、「エコハウス」があります。山形市の東北芸術工科大学の近くにあります。エコハウスを見学して、心に残ったことが三つあります。
 一つ目は、日本の森についてよく考えていることです。現在、日本の森は、手入れがなされていない所が増えています。木は「植える」だけでなく、「育てる」こと、「使う」ことも大切だと学びました。エコハウスでは、木を「使う」ということを実際に見ることができました。使用している木は、全て地元の杉だそうです。二酸化炭素の排出量を減らし、地球温暖化を防ぐには、日本の森の文化を復活させなければなりません。
 二つ目は、エネルギーについてです。窓ガラスを三枚にしたり、断熱材をたくさん入れたりすることによって、消費するエネルギーは、普通の家の三分の一になるそうです。屋根には、太陽光パネルが設置されていました。消費エネルギーを減らし、自然のエネルギーを使う工夫が見られました。
 三つ目は、家の向きについてです。一階は、道路と平行になっていました。しかし、二階は平行ではありません。家がねじれているような感じがします。皆さん、なぜだか分かりますか。ヒントは、屋根が真南を向いているということです。そうです。太陽光パネルにたくさん日光を当てるためです。「なるほど。すごい工夫だな。」と思いました。他にも、グリーンカーテンをしたり、ペレットを使ったりしていました。「こんな家に住みたいな」と、友達と話をしました。
 次は、最上町のバイオマス施設です。ここでは、普通捨ててくる間伐材をチップにし、それをボイラーで燃やしてエネルギーにしていました。約60℃のお湯を作り、それを病院や福祉センターで使います。また、道路の消雪に利用したり、農業のハウスの暖房に使用したりもします。一番驚いたことは、冷房もできることです。気化する冷たさを利用しているのだそうです。
 仕事をなさっている方は、山で間伐する方が七名、チップ工場で働く方が四名います。自分が育った町で働けることは幸せだと思いました。「最上川探検」で学習して、将来、私達の住んでいる田沢を、自然が豊かで明るい町にしたいと考えました。まず、豊かな木材を利用して、バイオマス施設をつくります。そして、そのエネルギーをエコハウスの住宅地で使用するのです。こうすることによって、たくさんのメリットがうまれると思います。
 一つ目は、雇用がうまれるということです。間伐する人、チップにする人、エコハウスを建てる人など、たくさんの働く人が必要です。地元に仕事があれば、都会に行く人が減るので、人口が減る心配もありません。エコハウスに住む人が増えれば、もっといいなと思います。
 二つ目は、環境を守ることができるということです。地球温暖化を防ぐことにもつながり、間伐するので、森林も豊かになります。森林が豊かになれば、水や空気もきれいになります。現在の生活をくずさず、より人間らしい生活ができるのではないでしょうか。
 このように、私達は田沢をもっと豊かに、住みやすい町にしたいと考えています。そのために、私達ができることは、緑を大切にすることです。「森林は先人からの贈りものであると同時に、未来からの預かりものである」という言葉があります。緑の少年団の活動を通して、緑の大切さを学びました。この緑は、私達だけのものではありません。後輩たちや今から生まれてくる人たちのためにも、緑の大切さを伝え、緑を守っていきます。

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